自動車買取相場

IPhone5の発売前夜、通りかかったアップルストアの前には翌日の発売を待ち切れないファ ン達の長い行列が出来ていて、凄い熱気が伝わってきた。ずいぶん遅い時間なのにと思いながら、ふ と思ったのはクルマを取り巻く世間のことだ。そんな熱狂、しばらく目にした記憶がない。  そう、多くの人にとって今、クルマに対する興味や関心はとても薄くなっている。新車が出ても、 話題になるのはせいぜい価格と燃費だけ。時にはそれなりに目をひくものも出てくるが、長続きする のは稀だ。「クルマが好きだ」というのは変わった人だと思われかねないのが今の時代である。  どうして、そんな風になってしまったのか。特に若い人は、それこそケータイ代で精一杯でクルマ 代にまでお金が回らないなんて話を筆頭に、理由は色々と挙げられるが、やはり一番大きいのは、は っきり言って、今そこにあるクルマがっまらないからではないだろうか。それこそ並んででも欲しく なるようなクルマが無いということ。やはり、これこそが最大の問題なのだ。 いまや日本のために作られる日本車は軽自動車とミニバンだけ?  なぜクルマはつまらなくなったのか。まずは単純に、メーカーがユーザーのことを顧みなくなった からだ。グローバル化を謳い、世界を相手にする商品として位置づけられたことで、日本メーカーは 日本のユーザーより、世界のユーザーの意向を優先するようになってきた。日本で売られるのは、言わばそのついで。そんな傾向はますます強まっている。日本市場のことを見てつくられているのは、 今や実用品である軽自動車とミテバンだけだと言っても過言ではない。

独自生産・独自開発にこだわらない。自国生産でさえない。日本車  しかも最近では、自動車メーカーは自分達でクルマをつくらなくなった。他メーカーとアライアン ス(提携)を結び、エンジンだけでなく車体そのものまで融通し合って、自社ブランドで販売すると いうこと、今ではまったく珍しいことではなくなっている。必要なのはブランドとお店だけ。並べる 商品は、自分達で開発したものでなくても構わない。そんな、もはや自動車メーカーと呼ぶのも躊躇 うようなメーカーの勝手な都合で、果たして楽しいクルマが生まれるだろうか。  更に言えば、仮に自社生産でも、それが必ずしも日本製とは限らないのが今の日本。ブランド”車 である。それを必ずしも否定するわけではないが、そうしたクルマはほとんどの場合、もっとも重要 視しているのは新興国市場であり、その世界戦略の一環として日本でも売られている。これだけ目の 肥えたユーザーが居る国に、新興国向けの製品。それでは厚い支持に繋げるのは不可能だろう。

なぜ、国産メーカーは日本のユーザーを顧みないのか?  もちろん、こうした動きのひとつひとつには理由も根拠も十分にあるはずだ。それは理解している。 しかし、それはさておき現実にクルマがっまらないものになっているということ、少なくともつまら ないものだと思われているということは、これもまた揺るぎのない事実である。  一体、今クルマに何か起きているのか。そこには解決策は残されていないのか。まずはここまで述 べてきた口本のクルマづくりの現状について、より深く、細かく突っ込んで見ていくことにしたい。
 

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